こんにちは、神田千寿花です!
オススメ教則本第二弾ということで、今回はスケールにスポットを当ててみました。
実際に使った中でおすすめのものをご紹介します。
まずは私が初めて使ったスケール本です。
アイヒラー 《クラリネットのためのスケール》
R.Eichler 《Scales for Clarinet》
全ての調を高音域までしっかりと勉強できます。
この本から音楽大学の入試課題が出るほど、クラリネット吹きにとって大切な一冊です。
私自身スケールに強い苦手意識があり、どうにか逃げ道はないものか…と高校生の頃毎日考えていました。(逃げられるはずがないのですが笑)
それでも、ゆっくりのテンポで繰り返しながら自分の指の運動を研究したり、付点リズムでの練習を続けるうちに少しずつスケールの楽しさが分かるようになりました。
初めから16分音符で吹く必要は全くなくて、思い切ってゆっくりと。
間違わずに演奏できるテンポで息をしっかり流すことを意識しましょう。
次はアイヒラーが一通り吹けるようになって、もう少し技術を高めたい方にオススメ!
イエッテル 《クラリネット教本 第2巻》
Rudolf Jettel 《Klarinetten-Schule Band 2 (School for Clarinet / Méthode de Clarinette) 》【DOHW 5303】
ウィーン・フィルの首席奏者を務めたルドルフ・イエッテルの教則本です。
第1巻は基本的な奏法をまとめたものですが、今回紹介する第2巻は全調のスケールとより高度な分散和音や複雑な半音階がまとめられた上級者向けの教則本です。
様々なパターンの分散和音や後半に出てくる半音階にかなり苦戦しましたが、やはりここでも間違わずに吹けるテンポの設定、音と音を美しくつなぐ息の流れ、そして正確な指の動きを研究しながら繰り返し練習しましょう。
この教則本についてさらに詳しく知りたい方、ご購入はこちら。
スケール練習は技術の向上はもちろん、音楽表現を充実させるとても重要な練習です。
全ての調を毎日練習するのは大変でも、1つか2つ是非取り組んでみましょう!